Excelピボットテーブル

「魔法の集計表」、それがピボットテーブル

膨大なデータを目で追って、そのデータの傾向や推移、数値の関係などを読み取ることは大変難しいことです。しかし、これをあっという間に実現できる機能がExcelには用意されています。それが「ピボットテーブル」です。 ピボットテーブルを利用すれば、複雑な数式を作ったり、関数を入力したりしなくても、簡単に集計表ができます。「ピボットテーブル」を初めて目にする人の多くは、単なるリストが「商品別売上表」や「担当者別売上表」などの集計表に変身するその魔法のような動きに目を見張り、驚きの声を上げます。

集計表をさまざまな角度から分析できる

ピボットテーブルが「魔法の集計表」と言われるのは、 リストを集計表の形にできるだけではなく、集計表をさまざまな形に変えられる点にもあります。ピボットテーブルの元のリストに含まれる1件1件のデータの中には、「どの地区で」「誰が」「何を」「いくつ」購入したのかなど、複数の情報が含まれます。ピボットテー
ブルでは、それらの情報を管理する「地区名」「顧客名」「商品名」「数量」といった見出しをフルに活用し、集計する項目を指定したり、入れ替えたりして集計表の配置を素早く変えることができるのです。担当者別にまとめた表を、地区別にまとめた表に変えて集計結果を確認するなど、ピボットテーブルならさまざまな角
度からデータを集計できます。

動画を使ってわかりやすく解説します。

Excel関数

Excelには500個近い関数があります。その中から日常的によく使われるものに厳選して学習をします。またExcel 2021から登場した新しい関数やスピル機能についてもわかりやすくじっくりと学習することができます。

本編は基本編と活用編の2部構成となっており、基本編では関数の基礎的な知識や操作を、活用編ではデータの集計や整形、分析など広く業務に役立つ関数を厳選して解説しています。引数の概要や、必要な前提知識、複数の使用例など、関数にまつわる情報をさまざまな角度から紹介しているため、関数の知識を自分のものにし、日々の業務に応用できます。さらに、理解を助ける画面写真や図表、イメージイラストも豊富に掲載して、読みやすさも追求しました。

<基本編>
第1章 関数について知ろう
第2章 基本関数を使って表を作ろう
第3章 ビジネスに必須の関数をマスターしよう

<活用編>
第4章 データを参照・抽出する
第5章 条件に合わせてデータを集計する
第6章 データを変換・整形する
第7章 日付や時刻を自在に扱う
第8章 データを分析・予測する
第9章 表作成に役立つテクニック関数